柚木沙弥郎の鳥獣戯画

柚木沙弥郎の鳥獣戯画
19.5cm×23.5cm
総58ページ 鳥獣戯画絵巻縮小版折込添付
2019年7月 彗星館刊
本体価格2500円+消費税

2019年夏、葉山の神奈川県立近代美術館にて「柚木沙弥郎の鳥獣戯画」展開催にあたり、新作「鳥獣戯画」を収めた解説本のような絵本が出版されました。
一部は着想のもととなった村山亜土原作の舞踊劇「鳥獣戯画」について、
二部は絵本仕立ての「鳥獣戯画」
巻末の三部には新作を縮小した柚木沙弥郎の「鳥獣戯画」絵巻が折り込まれて7います。

柚木鳥獣戯画

「政変や戦乱、災害や飢餓に庶民が苦しんだ平安時代末期は、ある意味で今の世界の様相に似ていないこともないと思った。(高山寺の鳥獣戯画の)作者は、肩肘はらず自然体で兎、蛙、猿などの生き物を生き生きと擬人化して描いている。そこには、生き物の生きる喜びや躍動する生命感が、閉塞的で憂鬱な社会の潮流に流されないで描かれている と思うのだ。 (中略)今に生きるわたしの「鳥獣戯画」が、もし皆さんの生活に少しでも潤いをもたらし、明るく愉快になるためにお役に立てれば、作者として新作に挑戦した甲斐があり、大変嬉しいことである」(本書口上より)

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